2013年08月31日

やさい畑'13秋号

F-note736.jpg 今回はちょっと早めのご紹介、9/3発売予定のやさい畑'13 秋号、表紙はイチゴである。
 夏野菜も一段落し、畑にも空きが目立っている。所によってはキャベツ、ブロッコリーの定植を終えたところもあるだろう。そろそろ秋冬への準備が本格的に始まる時期だ。そんな中、満を持して登場した本誌の巻頭特集は「秋冬野菜の育てワザ」サブタイトルが「収穫と味に差が出る」・・・本当だろうか? もしそうなら、これは買わずばなるまい、と手にとってみた。指導・監修は以前ご一緒させてい頂いたこともある「麻生健洲」先生である
 悔しいかな、写真の実写ではなく大きなイラストでとても分かりやすい。畑の汚れも散らかった資材もない事にして、きれいまとめられた紙面は非常にシンプルで読み易い。一例をあげるなら間引きの方法、ダイコン5粒撒きの第一回、二回目、三回目を抜き方、手の添え方をそれぞれに変えて実施、ウ〜ン、只抜けば良いってモノではなかったのか、これでなかなか間引きも奥が深い。
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2013年08月29日

サルスベリ

F-note735.jpg 確か去年の今頃、MZD90mmF2.8マクロのフィールドテストでサルスベリを撮った覚えがある。ことしは改造マクロ・・・寄ってばかりだな。
 夏の青空に良く似合うピンクの花、塊で咲く所為かなんだか暑苦しい感じさえする。でも、一輪に寄ってみるとなかなか可憐なフリル姿、沢山のオシベが真ん中に密集しており、その周りにもう一種類、違う形のオシベが数本伸びている。メシベは珍しく地味で何処にいるのか判然としない。そこで例の標準ズーム改造マクロでグリグリと前後に動かしながら探してみた。いたいた、随分と控えめな存在感である。
これぐらいの距離感なら、オシベと花弁の派手やかな色味を背景にその存在感を際立たせることが出来そうだ。なにしろこのレンズの被写界深度はご覧のように極端に浅い。とはいえ、長い枝の先に咲く花は少しの風でも揺れ、ピントを合わせるのにとても苦労する。得意の体を前後してのピント合わせも思うように行かない。後はジッと我慢の大五郎、そして風の隙間を狙ってシャッターを押し込む・・・ちっ、ちょっとズレた。手持ちじゃこれが限界、三脚もってリベンジかな・・・。
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2013年08月25日

ANDREAS GURSKY 展

F-note734.jpg 久しぶりに写真ギャラリーでない場所の写真展(?)を見て来た。疑問符が付いた理由は追々・・・。
 この日は1日外回り、恵比寿でAPS-Cサイズのデジカメ発表会を見た後、そのまま会場隣の写真美術館へでもと思ったが開催中の企画にはイマイチ興味が湧かず六本木へ移動。何かの雑誌で紹介されていたこの個展、ひどく心に残っていたので大枚¥1500をはたいて鑑賞する事に・・・。
 天地5m以上はあろうかと言う大きなプリントがこれでもかと迫ってくる。大きさで圧倒するタイプの作品ではないが、この大きさが実は重要な要素であることがすぐわかる。画面の隅から隅まで超精細な描写で埋め尽くされている。これは全紙程度のプリントではちょっと気付き難いであろう。圧倒的な情報量にクラクラしながらふと気付いた。このとんでもない情報量、一枚の写真ではどんな大判カメラでも不可能に違いない。全面にあったピント、四隅まで歪みのない精細な描写、これは果たして写真なのか・・・違和感が心の隅でくすぶり続ける。カメラを絵筆にしたアートとでも言うのか、一見の価値ありである。思わず購入した図録も¥3500、重量級であった。
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2013年08月20日

逆参勤交代'13

F-note733.jpg 例によって地方出身者の夏の巡礼「帰省」なるものを全うして来た。今年は一人での移動、気楽なもんだ。
 お墓参りに同級会、帰省の二大イベントはこの二つに限定されると言っても過言ではない。先祖に思いを馳せ、ジジババから昔の話を聞く。あんな事やこんな事、歳を重ねるにつれ昔の話は現実と混同され始め現在と過去がないまぜになる。残されたものは何が正確な記録なのか分からなくなる。あまりに個人的な印象が強すぎるのかなあ〜・・・そのうえ語り部の話は日毎に変わるのだから、何をか言わんやである。
 今年は久しぶりの一人旅、子供達はそれぞれの夏を過ごしている。一気に身軽になったはいいが、一抹の寂しさは拭えない。これからはこれが標準の夏旅になるのかな〜・・・。あまりに自由過ぎる?(爆)そんなこんなで片道をグリーン券を購入、いやいや楽をしたい訳じゃなく、これしか空席がなかったのだ、困ったもんである。四時間弱の新幹線はいつものツマミと、いつもの駅弁であっという間の一人旅であった。今日からまたいつもの一日が始まる。秋、早く来い!
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2013年08月14日

サギソウ

F-note732.jpg 管理人を仰せつかっているお花の投稿サイト、そこに集う花カメ(ラマン)達とサギソウを撮りに行った。
 昭和記念公園、花撮りカメラマンにはかなり有名な公園であるらしい。東京の立川から青梅線に乗り換え一つ目の西立川駅で下車すると、すぐ目の前がこの公園である。夏休み期間中とあって、バーベキューの若者やプールに泳ぎに行く家族連れでごった返している。その入り口を抜け、サギソウ祭りの会場へ。ここでサギソウの植わった鉢を借りられる仕組みである。自由に背景や設定を変えられるのミソだが、故郷四国の蛇池に自生していた姿とはどうもイメージが一致しない。まっ、そこは割り切って楽しむにかぎる、なにせ「祭り」なのだから(笑)
 鳥のサギに見立て飛翔する姿を撮りたくなるのは当然のこととして、木漏れ日の丸ボケを背景に入れるとどうしてもどこかで見た様な・・・悩むゼ。結局、花を支える花枝が見え難いように、上からの視線で狙ってみた。飛んでいるように見えるかな?
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2013年08月08日

まるごとスイカ

F-note731.jpg 先日、取材先の農家さんからスイカを頂いた。大玉の丸ごと一個、自然と顔も緩むと言うものである。
 子供の頃、スイカと言えばこの大玉が普通サイズ、むしろ小玉スイカの方が貴重品で値段も高価だったように記憶している。冷蔵庫も今ほど大型ではなく、冷やすと言えば盥に水を張り漬け込んでおくくらい、それも井戸水だったりするのは余程の少数派であった。長じてからは家族構成や置く場所などの関係で大玉スイカとはトンと無縁になっていたが、そこへこの余禄である。いそいそと持ち帰ったはいいが盥もなければ冷蔵庫に入る訳でもなく・・・しばし熟考の末、冷蔵庫の野菜室を空けることにする。トマト、キュウリも一段落、キャベツ、ダイコンも食べ切った後だけにどうにか出来ないものかと・・・入らない(汗)
 7kg弱の大玉は部屋に持ち込むと同時に巨大さを増し、周辺を圧迫する。仕方がない、半分に切り分け片方は野菜室、残り半分は冷蔵室へと生き別れである。味? 勿論、申し分無しであったが、甘み、薫りで思い出した子供の頃の記憶、これが一番美味かった、かな(笑)
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2013年08月06日

雑草図鑑No.15

F-note730.jpg 畑の区画にも隙間が出来始めた。この秋から少しお休みになるため、秋作の仕込みが行なわれていない所為であろう。
 そうなると目立ってくるのが雑草と呼ばれる野草達である。生存条件の悪いところでもそれなりに育つし、はびこる。むしろその方が生育に向いているのではと思うこともある。乾燥で表面が塩の浮いたようになった収穫済み区画に、あれやこれやが待ってましたとばかりに顔をだし始めた。
 ノボロギク、容赦のない名前である。たしかになんの愛想もない筒状花の集まりで、その上モノも小さいのでちっとも目立たない。これでタンポポの様に舌状花の何枚かでもあればそれなりに「花」と認めてもらえるかもしれないのに、満開でこの状態、マッ、しょうがないか。花の形態はハハコグサにも似ているが、葉のフチに不規則な切れ込みがあるのが特徴。クロスアップで狙ってみたが、小さいなりに胸はって咲いている・・・ような気もしてきた。
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2013年08月03日

新兵器「唐箕」

F-note729.jpg 年末に選別された伝来種のネリマダイコン、その種取りが行なわれた。いままでは悲しいほどすべて手作業であったが・・・。
 今年は強力な助っ人が表れた。唐箕・・・脱穀された穀物を籾と藁クズなどに選別する機械である。その昔、手で回して起こした風の力を借り、軽いものは遠くへ、重いものは手前に落ちる性質を利用して種や籾を選り分ける作業をしていたものらしい。今ではコンバインやハーベスタなどキャタピラーで移動出来る大型のものが良く使われているそうだ。そんな中、今回は種母選定の作業規模に合わせた超小型を、保存事業に携わる篤農家の方が何処からか手に入れて来た、勿論電動である。
 コイツはなかなかの優れもので、見ての通り「種」「種の入った籾」そして残滓と三つのパターンに吹き分ける。若干の混ざり物はあるが今までの様に大型扇風機の前でジョウレンをワッサワッサと振り回すのを考えると、天と地ほどの差がある。瞬く間に莢から選別された種はおよそ1ℓ、今年の秋、これが何万本かのネリマダイコンになる、もう復活から定着へ、だな。
posted by 怪カメ at 18:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ネリマダイコン