2013年02月04日

CP+

F-note692.jpg 昨日、CP+という国内最大の総合映像機器のイベントに行って来た。畑を片付ける予定が狂うな〜。
 今年は行かないつもりだったが、昔からの濃い仲間からメールをもらい一緒にどう? などと言われると、終わってからのイベントは当然・・・これは行かざるを得ない。横浜はやっぱ中華街かな?
 今年の傾向として、新製品の目玉は少なめで各社セミナーの内容に力を入れているように感じた。個人的にはデジタルフルサイズ機が別室で並ばず手にすることが出来る招待状を頂いていたこともあり、待ち合わせ時間より早めに行き久しぶりのフルサイズを楽しむ。この機能と大きさ、そして一番重要な値段、共にこなれて来た感じである。そろそろアリかな・・・。カメラ的にはこれ以外興味のある新製品は少なく、マウントアダプターや印刷用紙、三脚や用品メーカーのブースを巡り、試供品や製品情報をゲットしまくった。一抹の物足りなさを感じながら今日の本番中華街へ・・・ついでに壊れた蒸篭も本場でゲット、まことに充実した一日であった?(笑)
posted by 怪カメ at 17:28| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・機材

2012年10月03日

MZD60mmF2.8マクロ

F-note659.jpg ついに、満を持してマイクロフォーサーズ用マクロレンズが発売された。60mmF2.8 防塵防滴、等倍まで撮影可。
 もともとマクロレンズには定評のあるOlympus、先行する4/3規格に50mmF2.0と言うマクロレンズがある。これはユーザーの間では「神レンズ」と呼ばれているうちの一本で、解像力はもちろん奇麗なグラデーションで繋がるボケ味も他の追従を許さない。それをふまえてμ4/3に投入するのであるから、生半可な性能では発売前から結果が見えてくることになる。
 今回、その貴重なレンズをお借りして作例見本を作ったのだが、これが困ったレンズなのだ。まず、解像度、ボケ味は申し分なく神レンズの系譜を継ぎ至って優秀である。それどころか等倍域での解像度は50mmマクロを越えるかもしれない。オートフォーカスの反応速度も申し分なく、新規採用のフォーカスリミッターで、いきなりとんでもない方へピントを送ることもない。F2.8という開放値も10mm長くなった焦点距離で補って余りある。では何処が困ったところなのか、それは誰でも簡単に高倍率のマクロ撮影が可能ということである。これはプロを標榜する者にとって由々しき問題、謹んで「プロ殺し」の名を送ろう。
「レンゲショウマ」MZD60mmF2.8マクロ 1/160 F5.0 M.F.
posted by 怪カメ at 14:47| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・機材

2012年09月18日

Olympus60mmF2.8

F-note655.jpg 愛用するOLYMPUS OM-D EM-5に最強のレンズが加わった。60mmF2.8マクロ、とりあえずの使用レポート。
 随分前から出るでると言われ続け情報を小出しにしてきたレンズであるが、これがなかなか良い感じだ。F2.8という微妙な解放値に,最初は少々引き気味だったが、5020マクロから絞り一段分控えた作りのおかげか小型軽量の非常に取り回しの良いレンズになっている。何が良いって、オートフォーカスにストレスを全く感じない。マクロ撮影では最短距離ぎりぎりの撮影が多いため、今までのレンズではピント位置に迷いが多く、いきなり背景にフォーカスを送ったり安定度に欠ける事もしばしばであった。この現象を避けるためかどうかはハッキリしないが、ピントを逢わせる位置をあらかじめ決めてやるフォーカスリミッターがかなり有効に作用している。このリミッターは一気に最短距離にフォーカスを送る事もでき、限界撮影がいとも簡単に出来てしまう。こんなレンズが世の中に出回ると、そこそこのプロカメラマンなんてもう用無しになるかも・・・桑原クワバラ。
サルスベリ 60mmF2.8マクロ OM-D
posted by 怪カメ at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・機材

2012年08月31日

指風琴その2

F-note651.jpg 以前預かった手動グリグリの指風琴、面白がって試してはいるんだがなかなかこれという作品に結びつかない。これで結構じゃじゃ馬レンズなのだ。
 その昔、大判カメラのアオリ機構を使って画面変形のテクニックを学んだことがある。建築物のパースによる変形をなくしたり、商品撮影の全ピンアオリ、鏡などの反射面を正面から自分を写さないよう撮る技術等々であるが、どれも理屈がありなるほどと理解出来る。しかしこいつが今、指風琴を自在に使う障害になっている。
 カメラを被写体に向けると同時に何処にピント面を回転させようとか、ここはボカしちゃおうとか考えてしまう。それはそれで必要なのだが、自在に動くレンズが勝手に描き出した不思議な世界観、コイツと出逢うのを邪魔しているように思う。もっと本能のままにピントのズレを楽しめれば良いのだが、長年培って来た「狙う」目が目標にピントを合わせろと言って聞かないのだ。
 狙わない写真・・・そんなものがあるのかな? いっそ歪めたまま光軸を固定しちゃうか(爆)
posted by 怪カメ at 19:06| Comment(2) | TrackBack(0) | カメラ・機材

2012年07月28日

指風琴

F-note640.jpg 困ったな、ついに禁断のカメラ話をカテゴリーに追加する事になった。畑の写真だが、内容はかなりりマニアックかも(笑)
 Web上で管理人業務を行っているOLYMPUSのユーザーサイト内Poto Pus>花コミュサイト、オリンパスのカメラに限らずお花写真の投稿を受け付けているSNSであるが、そこのメンバーさんから面白いレンズを預かった。自称、指風琴・・・固定焦点のレンズ,例えば単玉や引き延ばし用のレンズ等を袋蛇腹で自由に動かせる構造になっている。業界用語(?)で言うところのアオリが自由自在にできるのが特徴である。アオリどころかピント合わせも自分でレンズを持って前後させてあわせる。超マニュアル操作のレンズなのだ。
 多くのカメラ、というか、いわゆるハンドカメラというジャンルに置いて、アオリ機構を持つレンズはかなり特殊で値段も高価である。それを手近な虫眼鏡やフィルム時代のオールドレンズで作ってしまった訳である。値段的にはただ同然、もちろんご本人の手間賃は相当なものだが、この際それは置いておく。まずは不思議なピント面の操作からご覧頂きたい・・・なんか変?(爆)
posted by 怪カメ at 20:01| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・機材