2013年09月26日

アサガオ

F-note740.jpg 雨の農園へ出掛けた。特別に収穫するものがあった訳じゃないが、後数週間と思うとつい・・・。
 後片付けもこの雨じゃはかどらないし、雨に濡れた野菜では収穫も覚束ない。ブラリと区画を見回し、今後の撤収予定を考えながらそぼ降る雨を眺めていると、なんだか寂しさが込み上げてくる、ちぇっ帰ろう。 と、愛車のママチャリに戻りかけたその時、園主さんの植えたアサガオが農園のフェンスいっぱいに咲きこぼれているのが目に留まる。もう昼近くと言うのに雨天の所為かやたらと元気に見える。夏場は日照りと高温の所為か今ひとつ育ちの悪かったアサガオであるが、遅れを取り戻すかのように蔓を伸ばし花を付けている。青いのと白いの、そして白に青の斑入り、園主さんは種袋は一つだと言っていたのでミックスされていたみたいだ。シトシト雨の水滴が透けた花弁にきれいな模様を描きだしている、お〜、ちょっと遊んで行くかな・・・で、パチリ。
posted by 怪カメ at 17:03| Comment(2) | TrackBack(0) |

2013年09月07日

ヒマワリ

F-note737.jpg 先々週、今週とヒマワリ撮影会とその講評会を終えた。勢いとは言え、ヒマワリを撮るなど、なんて無謀なことをしてしまったのだ(笑)
 夏のお花の定番とも言える大輪のヒマワリの花、どう考えても似合うのは青空と入道雲だ。このお花もバラやユリとおなじく自己主張がかなり強い。これをねじ伏せ新しいイメージを、などと考えると足元をすくわれること請け合いである。で、いつも白い雲など背景にいれ夏の空を表現したりするのだが・・・見ての通り今回はドド曇りの空に時折パラつく大粒の雨、参ったな。
 でも来てしまったものは仕方がない。どうにか今日の雰囲気を伝える一枚をものにしなくては、相模線の彼方まで来た甲斐がないと言うものである。やっぱりこのドド曇りの空は出さなきゃ、ってことで露出は空に合わせ、その分落ち込んだ花面はリングストロボで無影の光を投げかけ帳尻を合わせる。力不足の感が否めないメインカットの抑えを左右に二枚、うなだれた花序のアップと雨を連想させる水滴で固める。タイトルは「不快指数85」全員が不快を感じる値でこの日の恨み言に代えた。
posted by 怪カメ at 17:16| Comment(0) | TrackBack(0) |

2013年08月29日

サルスベリ

F-note735.jpg 確か去年の今頃、MZD90mmF2.8マクロのフィールドテストでサルスベリを撮った覚えがある。ことしは改造マクロ・・・寄ってばかりだな。
 夏の青空に良く似合うピンクの花、塊で咲く所為かなんだか暑苦しい感じさえする。でも、一輪に寄ってみるとなかなか可憐なフリル姿、沢山のオシベが真ん中に密集しており、その周りにもう一種類、違う形のオシベが数本伸びている。メシベは珍しく地味で何処にいるのか判然としない。そこで例の標準ズーム改造マクロでグリグリと前後に動かしながら探してみた。いたいた、随分と控えめな存在感である。
これぐらいの距離感なら、オシベと花弁の派手やかな色味を背景にその存在感を際立たせることが出来そうだ。なにしろこのレンズの被写界深度はご覧のように極端に浅い。とはいえ、長い枝の先に咲く花は少しの風でも揺れ、ピントを合わせるのにとても苦労する。得意の体を前後してのピント合わせも思うように行かない。後はジッと我慢の大五郎、そして風の隙間を狙ってシャッターを押し込む・・・ちっ、ちょっとズレた。手持ちじゃこれが限界、三脚もってリベンジかな・・・。
posted by 怪カメ at 16:04| Comment(2) | TrackBack(0) |

2013年08月14日

サギソウ

F-note732.jpg 管理人を仰せつかっているお花の投稿サイト、そこに集う花カメ(ラマン)達とサギソウを撮りに行った。
 昭和記念公園、花撮りカメラマンにはかなり有名な公園であるらしい。東京の立川から青梅線に乗り換え一つ目の西立川駅で下車すると、すぐ目の前がこの公園である。夏休み期間中とあって、バーベキューの若者やプールに泳ぎに行く家族連れでごった返している。その入り口を抜け、サギソウ祭りの会場へ。ここでサギソウの植わった鉢を借りられる仕組みである。自由に背景や設定を変えられるのミソだが、故郷四国の蛇池に自生していた姿とはどうもイメージが一致しない。まっ、そこは割り切って楽しむにかぎる、なにせ「祭り」なのだから(笑)
 鳥のサギに見立て飛翔する姿を撮りたくなるのは当然のこととして、木漏れ日の丸ボケを背景に入れるとどうしてもどこかで見た様な・・・悩むゼ。結局、花を支える花枝が見え難いように、上からの視線で狙ってみた。飛んでいるように見えるかな?
posted by 怪カメ at 18:46| Comment(0) | TrackBack(0) |

2013年07月29日

ムクゲ

F-note728.jpg 夏、真っ盛りに咲くムクゲ、南洋のお花ハイビスカスのイメージとも重なり、この時期を代表するお花の一つだ。
 他にもフヨウ、タチアオイなども良く似た花姿で区別がつき難い。まっ、あんまり細かく同定する気もないのであるが、ここ何年かお花に関係するWebサイトの管理人なるものをやらせて頂いた所為か、なんとな〜く分かるようになって来た・・・かもしれない(笑)
タチアオイは一本スッと立った花穂に沢山のお花を付ける、草本、つまり草だ。フヨウは落葉低木、つまり木本。ムクゲも木本でフヨウよりお花が一周り小さい。でも立ち姿はフヨウよりも大きいものが多いようだ。ハイビスカスは見るからに南洋風で蕊が他のものより大きく飛び出している・・・あくまで個人的な見分け方なので、確認は自己責任でよろしく(爆)
 駅までの道すがら、公園の植栽になったムクゲを撮ってみた。お花自体より背景のグリーンに落ちる夏の日差し、これがきれいに見えるアングルを探す。風に揺れる光を楽しみながら何枚か・・・夏気分だな。
posted by 怪カメ at 18:56| Comment(0) | TrackBack(0) |

2013年06月28日

谷間のユリ

F-note721.jpg 今月のオリンパスデジタルカレッジ撮影会、所沢のユリ園で6/19に開催され講評会も6/22に無事終了、Wで反省会参加の方も・・・感謝(爆)
 過去、2度の撮影会をこちらで開かせてもらったことがある。最初は台風、2度目もドシャ降りの中の開催となり、見事「雨男」の称号をいただく原因となった。それ以来、雨風の撮影会が続き、この称号もしっかりと定着することとなるのだが、今回は午後から雨の天気予報にも関わらず、残業時間どころか反省会までどうにか持ちこたえたではないか。あ〜、これで雨男の汚名もやっと返上だな、皆さん、これからはどうか安心してご参加ください、たぶん大丈夫です(笑)
 で、今回のテーマは「ユリ」・・・薔薇に次いで苦手なお花である。たぶん、ヒマワリやボタンもそうだが、大きなお花はクロスアップでは狙い方のバリエーションが少なく、誰が撮っても似たような構図になる所為ではないかと今回気付いた。なら引いてみるか、で撮ったのがこれ・・・「妖しの森へようこそ」如何?
posted by 怪カメ at 15:23| Comment(0) | TrackBack(0) |

2013年06月25日

鎌倉でアジサイ

F-note720.jpg いつもカメラ機材のサポートでお世話になっているOLYMPUSのSNSサイト、その中の「お散歩学会」でのイベントに参加してきた。
 鎌倉のアジサイ、花撮りカメラマンには定番の場所であるが、その人気の高さゆえの混雑ぶりを見るに付け、いままで一度もこの時期に来た事はなかった。それなのになぜと言われると返す言葉もないが、まっ、これも成り行きで、としか言いようがない。とはいえ行くからにはそれなりの成果も望みたいが、さてどうするか・・・悲しい事に考えるより先に足が向かってしまった、やれやれ。
 じっくりと被写体と対峙するつもりであったのだが、三脚も立てられないような混雑や人の頭越しに出てくる携帯電話の放列には参った、と言うか瞬時に当初の狙いを諦めた。ではどうするか・・・もう、この混雑を撮るしかないではないか。アジサイの数より多い人の頭を出来るだけ取込み、その周りに恐縮気味のアジサイ、遠景には湘南の海と梅雨の晴れ間の小さな青空・・・観光ポスターには絶対ならないだろうな〜(苦笑)
posted by 怪カメ at 16:01| Comment(0) | TrackBack(0) |

2013年05月14日

エゴノキ

F-note710.jpg 畑通信、ここのところちょっと間が空いたが、通っていない訳ではない。先日もダイコンの間引きに行き記録を撮ろうとカメラを・・・電池切れだった、たまにはこんなこともある。ちなみに今年の間引きダイコン、見事な直根であったのは言うまでもない。
 と言う訳でもないのだが、今日は行き帰りの公園でのお話。今を盛りにエゴノキが咲いている。数日前から気になっていたのだが、時間に追われていたり、本降りの雨だったりで横目で眺めて通り過ぎるだけだった。やっと今朝、木の下にたって見上げることが出来たが、さすがにお花も後半、傷みが目立ち初めている。ずっと咲いているようでもお花の旬はこれで結構短いのだ。あちこち見上げながらアングルを決めかねていて、ふと地面に目をやった。お〜、これだ! 地面を真っ白にするほどの落花が延々と広がっている。さっそく愛機OM-Dを地面にベタ置き、具合の良さそうな落花を探す。ここのところ嵌っているオールドレンズFD135mmF2.8の柔らかな背景ボケを期待し、10mm厚の中間リングも併用、へへへっ、チョットいい感じ。
posted by 怪カメ at 15:15| Comment(0) | TrackBack(0) |

2013年04月17日

ソラマメ

F-note704.jpg カテゴリーの判断が難しいが、区画にない作物のなのでやっぱり「花」かな・・・。
 このソラマメの花は園主さんの畑で撮らせてもらったものだが、各自の区画では撮ることが出来ない。ちょうど今頃花が咲き、初夏に収穫と言うのが一般暖地での標準的なサイクルである。そのためには年末に播種を行ない、小さな芽で冬を越させる必要がある。その間、体験農園では一度、区画を空けなければならないのだ。残念がだ、そういう理由でソラマメは今まで一度もやった事がない。
 果菜類なので花を咲かせなければ収穫出来ない。そこら辺は葉モノと違い気が楽なのだが、いざ撮影となるとこれがどうにもいけない。豆類は概ねそうなのだが、蝶形花と言って光背のように立ち上がった旗弁とそれに直角に交差する翼弁と舟弁とで構成されている。つまり奥行があり、ピントの逢わせどころが非常に難しいのだ。後ろにそびえる旗弁の網模様はどうしても見せたいし、かといって手前がピンボケなのもいかがなものか。で、今回、ちょいと下から煽ってみたのだが・・・両方見えたかな?
posted by 怪カメ at 18:37| Comment(0) | TrackBack(0) |

2013年04月14日

シキビ'13

F-note703.jpg 今年も園主さん家の生け垣にシキビの花が咲いた。いつもならその独特の薫りで気がつくのだが、花が終盤で薫りはイマイチ・・・。
 シキビ=墓参とか仏壇のイメージが先にたち、どうも抹香臭さが抜けない。初めてその花を見た時も花の妖艶さ故、とてもシキビと言う名前と繋がらなかった。まっ、持ち主(?)である園主さんでさえ、その花の妖しい美しさには頓着無だったようで、クロスアップの表情を見て思わず唸っておられた。なんでもカメラを向けてみるものである(笑)
 時期も終盤と言ったが、植え込みの南面にびっしりと咲いた花は大分痛みも激しく、良いモデルさんを捜すのに一苦労する。茂った枝葉の下からその奥に隠れた美人さんを捜したが、日当りの悪い所はみんな小降りでグッとくる迫力のあるものは少ない気がする。それでも色白で咲いたばかりの少女の様な横顔に、思わず萌え〜。
posted by 怪カメ at 14:57| Comment(0) | TrackBack(0) |

2013年04月02日

'13桜その2

F-note701.jpg 今年の桜は満開になってから冷え込んだため、楽しめる時期が随分と長かった。
新宿御苑での撮影会や通勤途中の公園、そしてたぶん最後の場所は埼玉県川島町の越辺川の土手沿いである。最後と言うのは今日の雨で関東はすっかり散ってしまうに違いないから・・・。
 昨日、所用を済ませ帰宅途中、WEB上のSNSでこの近所に良い感じポプラの並木があると聞いたのをふと思いだした。この並木、時期的にはイマイチと分かっているのだが、今後のためにロケハンを兼ねアクセスを確認するのが目的だ。ところがここで思わぬ拾い物である。土手沿いに並んだ満開の桜、花見の酔客も姿が見えない。犬の散歩をしている人と写真を撮っている人が数人、後は遠くに車で昼寝しているドライバー・・・。静かに咲き誇る桜はボリューム満点でそれらを圧倒していた。
 愛機OM-D、標準ズームしかついてないが今更どうしようもない。とにかく出来る限りのことはしなくっちゃ・・・人気が少ないのだけは分かるかな〜。
posted by 怪カメ at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) |

2013年03月27日

'13桜

F-note700.jpg 農園の講習も来週までお預け、珍しく桜など撮りに出かけた。
 出掛けたと言っても通勤の途中、近くの公園での撮影だ。ここは団地の中にある知る人ぞ知る穴場、公園になってはいるが棟と棟の間にある芝生広場にソメイヨシノの老木が並んでいる。なので、外部の人が宴会を開くにはちと根性がいる。満開の桜に人気の無い一本道、そこに音も無く雨が降り注ぐ、う〜ん、満足。
 とはいえ、桜はどうも苦手だ、もう一つ苦手なバラも同じバラ科、どちらも華やかで自己主張が強い・・・様な気がする(笑) 美人の前にでるとすくんでしまう、それと同じか? 気にしなければ、とも思うがいつもの悪い癖だ。これはたぶん直らない。しかし、一つだけ救いがある。カメラを通すと平気になる事、臆面も無く語りかけお世辞もべんちゃらも平気の平左、これが元で写真家になったのだから何をか言わんやである。
 淡い色のサクラは雨降りぐらいが丁度好い。柔らかな光で包まれた花弁の細かな起伏まで感じ取れる。芯を加えるためにレフでシベに光を当てパチリ、むふふっ、悪くない。
posted by 怪カメ at 22:14| Comment(2) | TrackBack(0) |

2012年11月28日

鎌倉でヒメツルソバ

F-note674.jpg Web上の投稿サイトで管理人業務を仰せつかって2年あまり、新しい出会いから、新しい人生の楽しみを知る日々である。
 鎌倉で紅葉狩り・・・お誘いを受けたのはいつのことであったろうか。仮想空間で画像DATAやテキストのやり取りをする中で、まるでリアルで出会い会話をするような感覚になることがまま起こる。最初、顔や本名もよく知らず、まして記憶も曖昧なままやり取りを重ねるうちに、思いもかけず旧知の友のような親密な感情が涌き起こる。そんな貴重な感覚をたよりにリアル、現実での撮影会が企画された。
 鎌倉で紅葉狩り・・・関東に暮らし始めて数十年、存外行ったことのない地所だが、あまたの情報から知ってるつもりの最右翼な場所であろうか。そんな鎌倉での撮影会、折角のお寺周巡りもカメラを向けるのは野草、雑草のたぐいで本堂や伽藍には一瞥さえ与えず撮ったのがこれ・・・ヒメツルソバである。畑の端や我が家の周りにも普通〜に咲いているお花たち、何も鎌倉まで行かずともどうにかなったかな?(爆)
posted by 怪カメ at 21:27| Comment(2) | TrackBack(0) |

2012年10月23日

薔薇は苦手?

F-note664.jpg ここのところ、菜園では取り立てて作業がない。仕込みは全て済ませ、あとはお天道様におまかせである。
 という訳で先日行なった神代植物園の撮影会から一枚、薔薇である。どうもこのお花は苦手意識が抜けない。小さな野草達と違い威風堂々、私こそが「花」よ、と胸を張られているようでどうも落ち着かないのである。ちょっと違った色味や不正確な形ではなにか申し訳ないような、そしてなによりその事で見下されている様な・・・要するに撮る前から気圧されているだけなのだ。で、いつもクロスアップで良いとこだけを切り取って誤摩化すのであるが、全てこの方法で通す訳にも行かず、悩みに悩んでも次の一枚が出てこない。困ったもんだ。
 ふと考えてみるに、これって超美人の前では借りて来た猫のようになる男の性、自分の事であるが、と似ているのかもしれない。これじゃ撮る前から勝負あった、である。悔し紛れに枯れ姿でも狙ってみるか? やれやれ、何処までも負け犬根性が抜けないヤツ、トホホ。
posted by 怪カメ at 18:18| Comment(0) | TrackBack(0) |

2012年10月18日

アキノノゲシ

F-note663.jpg 秋の深まりと共に、武蔵野の保護樹林にもそれなりの花が咲き始める。季節は実にゆっくりだが確実に動いている。
 アキノノゲシというらしい。春に咲くノゲシに似て秋に咲くことからこのような名前になったようだが、そのまんま、というか捻りがないと言うか・・・別に捻る必要もないのだろうが、なんだかな〜の名前ではないか(笑) 秋の雑木林は春先ほど沢山の花が咲いている訳じゃないが、探せばそれなりに色々と見つけることが出来る。しかし、概して秋の花は地味な気がする。イネ科の花などいつ咲いたのかさえ分からないほど、ススキしかり、カゼクサも然りだ。そんな中で一際目立つ、といっても花自体は3〜4cmの大きさしかないのだが、身長は2m近くになるのですぐに目につくわけだ。
 風に揺れる長身のコイツをモノにするには一瞬の風止まりを狙うことになるが、その間、カメラを構えたままジッと我慢の子になる。そこにやってくるのだ、最後の勝負を仕掛けてくるヤブ蚊達が。誘引剤はたぶん昨日の純米酒、困ったもんだ。
posted by 怪カメ at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) |

2012年08月30日

レンゲショウマ

F-note650.jpg 過ごし易くなったとはいえ、まだまだウンザリする暑さ。こんなときは気持ちだけでも涼やかに・・・。
 もう十日ほど前になるが、写真仲間に誘われて東京奥多摩の御嶽山まで登って来た。山昇りなどとんと縁のない世界であったはずが、去年、今年と立て続けで通っている。それも今年は二回も通っているのだから何をか言わんや、である。体力も気力もない自分が、いまさら山オジサンになどなる訳もなく、当然別の理由がある。
 レンゲショウマ、この可憐な姿が山肌一面に咲き誇るのがちょうど八月半ばから後半にかけて、このお花を撮りに出掛けるのだ。去年は初めてだったこともあるが、足場の悪さや、急な斜面に下向きに咲くスタイルに散々手を焼いた。愛用のZD50mmF2.0マクロでも山道から奥に咲くきれいな個体には少々短い、で、今年はMZD75mmF1.8を入手、満を持しての再挑戦である。もちろん中間リングも必須である。
 良くある構図だが下から見上げ、木漏れ日の丸ボケに浮かび上がらせる。こだわりはシベのグリーンを表現する事・・・まあまあかな(笑)
posted by 怪カメ at 18:34| Comment(0) | TrackBack(0) |

2012年07月25日

オニユリ

F-note639.jpg 農園の取材も、この暑い時期はさほどヘビーな作業となる事は少ない。サクッと撮影後、木陰でエダマメの実験結果をライターさんが検証している間、裏の林に分け入ってみた。
 保存樹林の指定を受けている雑木林は、真夏日の日差しの中でも涼しい風の吹き渡る別天地だ。クヌギやシラカシ、エノキの大木が大きく枝を広げ、夏の日差しを遮ってくれる。その葉影から降り注ぐ木漏れ日の中に、ひときわ目立つ大輪の花、オニユリが咲き誇っていた。丁度咲き始めらしく、一点の傷みもないきれいな個体がキラキラとそよ風に揺れている。
 いつもの様に愛用の50mmマクロレンズの付いたOM-Dを片手に、下草を踏み分けガッツリ寄ってみるが、どうもしっくり来ない。木漏れ日を受けてキラキラと輝く姿は、クロスアップじゃ表現出来ないのか・・・では、木漏れ日を直に撮ってみてはどうだろう。地面に這いつくばるようにしてユリを真下から見上げてみる・・・へへへっ、葉影から差す光がきれいに踊ってくれた、申し分なし。
posted by 怪カメ at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) |

2012年06月19日

トキワツユクサ

F-note628.jpg 外は暴雨風、珍しい6月の台風上陸である。もちろん畑など行ける訳でもなく、在庫のトキワツユクサでお茶でも濁すか・・・。
 新カテゴリーの「花」、それに逢わせた訳でもないのだが、いかんせん畑が遠い今日この頃である。そんなときは近場のお花に目を向ける事が多い、これが存外良い息抜きになるのだ。
 縦積み長屋の自転車置き場、植えてるんだかそのままなのか、大きめのプランターに様々なお花が咲く。今回目を奪ったのは三角形のお花であった。五角も七画もあるが、三角三枚の花弁は初めてかな〜。それが目を引き、出掛けにカメラを取り出す事と相成ったのであるが、この三枚の花弁というのはなかなか厄介な咲き方、どうも画面の収まりが悪い。という事で思わず地べたに座り込みじっくり相対する事にした。 さあ,来い! である(笑) LEDライトでアーでもないコーでもないとライティングを試しつつ、しべの透明感を残すのが今回の目標、へへへっ、透明な昆虫の触角のようなシベ,撮ったど〜(爆)
posted by 怪カメ at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) |

2012年06月15日

新カテゴリー「花」

F-note627.jpg 農園への道すがら、時期も時期とて沢山の花が咲いている。中でも今を盛りと咲くビヨウヤナギ、華やかである。
 美容柳とはまたしょってる名前だが、これも人がつけた名前なので、当の本人はどう思っているか定かじゃない。とはいえ、沢山のオシベに囲まれてスッと一本伸びたメシベ、その姿をこれ見よがしにさらすため思いっきり開いた花弁、まさにどうだ見てくれと言ってるようではないか。マッ、本来、花とはそうした物であるのだから外野がとやかく言う事ではないが、今の時期、一斉に開花した姿、それは見事である。
 ひょんな事から花の撮影を始めたのだが、切っ掛けはベランダのコマツナに花がついたことだろうか。その後、満開のブロッコリーを園主さんが残してくれたり、野菜の花に特化した花カメ(ラマン)だったはずなのだが、当然のように畑の雑草に目を向けるようになり、そうなると道端の花にも目が行くようになる。ズルズルと入った花の世界、存外こいつは「沼」である。
posted by 怪カメ at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) |