
夏のお花の定番とも言える大輪のヒマワリの花、どう考えても似合うのは青空と入道雲だ。このお花もバラやユリとおなじく自己主張がかなり強い。これをねじ伏せ新しいイメージを、などと考えると足元をすくわれること請け合いである。で、いつも白い雲など背景にいれ夏の空を表現したりするのだが・・・見ての通り今回はドド曇りの空に時折パラつく大粒の雨、参ったな。
でも来てしまったものは仕方がない。どうにか今日の雰囲気を伝える一枚をものにしなくては、相模線の彼方まで来た甲斐がないと言うものである。やっぱりこのドド曇りの空は出さなきゃ、ってことで露出は空に合わせ、その分落ち込んだ花面はリングストロボで無影の光を投げかけ帳尻を合わせる。力不足の感が否めないメインカットの抑えを左右に二枚、うなだれた花序のアップと雨を連想させる水滴で固める。タイトルは「不快指数85」全員が不快を感じる値でこの日の恨み言に代えた。