
出掛けたと言っても通勤の途中、近くの公園での撮影だ。ここは団地の中にある知る人ぞ知る穴場、公園になってはいるが棟と棟の間にある芝生広場にソメイヨシノの老木が並んでいる。なので、外部の人が宴会を開くにはちと根性がいる。満開の桜に人気の無い一本道、そこに音も無く雨が降り注ぐ、う〜ん、満足。
とはいえ、桜はどうも苦手だ、もう一つ苦手なバラも同じバラ科、どちらも華やかで自己主張が強い・・・様な気がする(笑) 美人の前にでるとすくんでしまう、それと同じか? 気にしなければ、とも思うがいつもの悪い癖だ。これはたぶん直らない。しかし、一つだけ救いがある。カメラを通すと平気になる事、臆面も無く語りかけお世辞もべんちゃらも平気の平左、これが元で写真家になったのだから何をか言わんやである。
淡い色のサクラは雨降りぐらいが丁度好い。柔らかな光で包まれた花弁の細かな起伏まで感じ取れる。芯を加えるためにレフでシベに光を当てパチリ、むふふっ、悪くない。