2012年11月28日

鎌倉でヒメツルソバ

F-note674.jpg Web上の投稿サイトで管理人業務を仰せつかって2年あまり、新しい出会いから、新しい人生の楽しみを知る日々である。
 鎌倉で紅葉狩り・・・お誘いを受けたのはいつのことであったろうか。仮想空間で画像DATAやテキストのやり取りをする中で、まるでリアルで出会い会話をするような感覚になることがまま起こる。最初、顔や本名もよく知らず、まして記憶も曖昧なままやり取りを重ねるうちに、思いもかけず旧知の友のような親密な感情が涌き起こる。そんな貴重な感覚をたよりにリアル、現実での撮影会が企画された。
 鎌倉で紅葉狩り・・・関東に暮らし始めて数十年、存外行ったことのない地所だが、あまたの情報から知ってるつもりの最右翼な場所であろうか。そんな鎌倉での撮影会、折角のお寺周巡りもカメラを向けるのは野草、雑草のたぐいで本堂や伽藍には一瞥さえ与えず撮ったのがこれ・・・ヒメツルソバである。畑の端や我が家の周りにも普通〜に咲いているお花たち、何も鎌倉まで行かずともどうにかなったかな?(爆)
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2012年11月22日

ビール麦

F-note673.jpg なんと! 国産初のビール麦は練馬が発祥の地らしい。金子ゴールデンという品種で明治33年に自然交配から誕生したそうだ。
 その金子ゴールデンが我が体験農園のお隣で栽培が始まった。いつもはキャベツを作っている畑だが、近年は緑肥と交互に栽培されている事が多い。その畑の脇を農園の行き帰りにチャリで通る、するといつもの緑肥、フェアリベッチとは趣の違う芽が出ている。なんだろうと、気にはなっていたのだが、先日、園主さんから事の仔細をお伺いし納得である。ゆくゆくは練馬地ビールとしてお目見えするらしいが、まだ先の話だ。
 早速、お隣の生産者さんに了解を得て撮影、これがないと地面に這いつくばる姿はとても怪しく、いらぬトラブルのもとになる、用心々々。とはいっても麦は麦である。いつも園主さんの植えている手打ちうどん用の小麦とそう変わる姿ではない。しかし、今回はラッキーな事に吸い上げた水分が玉になった姿も撮ることが出来た。これも日頃の行ない、天の采配だね。
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2012年11月19日

美味い!

F-note672.jpg 今年の秋作は薄氷を踏む思いが続いたが、ここに来てやっと復調の兆しが見えてきた。
 シンクイムシの被害が甚大であったカブ、前後2段階に分けた播種の前半は、ほぼ収穫を諦めたほどであった。が、どうだこの成り姿、思わず天に向かって突き上げてしまうほどのできばえである。
 柔らかな肉質で良い薫り、今なら生食が一番かな。塩揉みした物をそのままサラダ感覚でいただいたり、生ハムや柿と合わせてもバッチグー(死語?)もちろん煮ても焼いてもOKである。とりわけ大好物なものは何てったって「糠漬け」、これは生と言うにはちょっと違うが、浅漬けで頂くと漬け物と言うより和風のサラダといった感覚である。葉っぱは油揚げとともにサット煮でその苦みを楽しむ。か〜っ、想像しただけで喉が鳴る。夜も冷え込んできた事だし、今夜は純米酒の熱燗で決まり!
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2012年11月15日

小キャベツ

F-note671.jpg 初の全株植え替えという荒技を使わざるを得なかった今年のキャベツ、本日初収穫である。
 予想はしていたが、まだかなり小さい。片手でも掴めるくらいだから、スーパーで投げ売りしている¥88サイズといったところか。それでもこの時期キャベツを「買う」なんて、なんのための自家用菜園なのか訳が分からないことになる。悔しいがここはひとつ目をつぶり、エイヤッとハサミを入れた。ウ〜ン、サイズのみならず重量もかなり軽量、なんだか寂しい収穫になっちまったな・・・。
 キャベツが結球するには決まった数の外葉が必要で、播種の次期遅れや害虫による食害などで成長が遅れ規定数に達しない場合、結球しないこともあるそうだ。今月の「やさい畑」にも書いてあったが、今頃そんな事言われても予想していただけに虚しい。ともあれ、数はどうにか確保出来ているし、まがりなりにも結球した訳だから、年末にかけ肥大する事を祈りつつありがたくお持ち帰りする。今晩は嵩の張る生食だな。
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2012年11月12日

やさい畑'12冬号

F-note670.jpg 若干紹介が遅れたが「やさい畑'12冬号」11月3日より絶賛発売中である。
 この時期はそろそろ農園の仕込みも終わり、もう来年へ向けての準備にはいる。そのせいか特集記事も「来年、もっとうまく作るためのQ&A」「連作と輪作」「コンパニオンプランツ」など、基礎と復習をかねた来期への環境整備が中心である。そんな中、我が「野菜づくりまるごと講座」はと言えば、春キャベツに春採りブロッコリー、赤タマネギ、野菜の保存方法と自家製落葉の堆肥作り等々、年末から年明けにかけての作業が中心となっている。
 しかし、今回一番興味をひいたのは「旧暦野菜カレンダー」という記事だ。現在使われている新暦に対し、太陰太陽暦という月のリズムで作られた暦をつかった農法の紹介がとても興味深い。おもえば種まきなどは立春、雨水、啓蟄など、旧暦の二十四節気の言葉で始まるし、彼岸、入梅、半夏生なども農作業の基準とする事も多い。これらの成り立ちや意味まで含めた解説で、一気に高級サンデーファーマーへ昇格できる、かも(笑)
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2012年11月09日

綿花

F-note669.jpg 九月の末、園主さんの植えた綿の花を撮らせて頂いたが、その実というのか、枯れ姿というのか「綿」ができた。
 なんと言えば良いのだろう、もう綿そのままが枯れ枝の先に付いている。四つに割れた果実(?)からポンッと弾けた様な有り様で、いくつも咲いている・・・咲くというのはなんだか変な言い方だが、白い塊がきれいな花弁の様な姿で満開になっているのを見ると、あながち外れた言い方とも言えない。そういえば綿花という言い方もあるくらいだから、これはこれで良いのだ。そうするとワタは二回花咲くことになるのか? なんだか良い感じじゃないか、人生もこうありたいものだね(笑)
 しかし、この一花の量というか嵩を考えると、繊維にしたり布や布団を作る綿の量たるやどれほどの株が必要になるのだろう、またそれを収穫し紡いで製品になるまでの長い道程、考えるだけで気が遠くなりそうだ。綿一輪、どこかで誰かがやっている作業に思いを馳せた畑での一日、たまにはこんな日もある。
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2012年11月05日

ビニールトンネル

F-note668.jpg ほぼ全滅確定の今年のハクサイ、どうにか少しでも回復をと取り組んだ苦肉の策が、やや効果あり?
 順調に発芽したにもかかわらず消えてなくなりそうになったハクサイ、苦肉の策で早生種の再播種を試みたが、それだけでは今年の期間中に間にあわないのはたぶん確実だ。そこでビニールトンネルを試してみる事にした。体験農園では前回のミズナ全滅以来の試み、園主さんにも許可をいただきダメもとのチャレンジである。ビニールトンネルだけだと、好天時の換気に畑に通わなくてはならない。時間的、空間的にそんなに通っていられないので、ここは一つ穴あきビニールを使用することにした。全面に細かい換気用の穴があいており、適度に空気の入れ替えが行なわれるらしい。通うたびに内側に付いた水滴が、トンネル内の温度が高いのを感じさせてくれる。
 トンネルの成果かどうかは判断出来ないが、最初の生き残り2株がここに来て大きく成長し始めた。第二陣も成長を続けているがまだまだ小さく、先行きはあまり芳しくなさそうである。ちなみに資材の合計は¥2000弱、これでハクサイ何個買えるかな?(爆)
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2012年11月02日

親子で牧場体験

F-note667.jpg お知らせです。東京練馬区の農家が中心となって立ち上げたNPO法人「畑の教室」(不肖快カメも賛助会員)のイベント「親子で牧場体験」が募集開始になりました。
 いまや東京23区最後の牧場として頑張っている「小泉牧場」さんですが、最盛期には東京にも120件あまりの牧場があったそうです。そういえば快カメが東京に出て来た頃、練馬区の富士見台から石神井公園にかけて、沢山の牧場があったように記憶しています。その小泉牧場での親子体験の内容は・・・乳搾り体験、母さん牛にブラし掛け、牛とのふれあい散歩、バター作りに挑戦、等々。募集人員は3歳以上、小学生までの子供を含む20組の親子です。なんと参加費は無料! 秋の一日、都内で牛さんとたわむれるのも悪くないと思います。
日時  11月25日(日)午前10〜12時 現地集合・現地解散 雨天中止
場所  小泉牧場 東京都練馬区大泉学園町2−1−24 西武池袋線大泉学園駅北口より徒歩10分
申込先 NOP法人「畑の教室」白石好孝 
TEL・FAX:03-3922-6022 E-male:http://www.hatakenokyoshitsu.org/wp/contact
posted by 怪カメ at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園日記