2012年10月30日

それでも野菜は実る

F-note666.jpg ここにきて、やっと天候が安定しはじめた。秋らしい朝夕の冷え込みに、肌寒さを感じる風、後は冬に向かって一直線だ。
 すったもんだのあった今年の葉物、帳尻を合わせるのに少々時間を要したが、やっとまともな収穫にこぎ着けた。久しぶりの見事なホウレンソウや春菊に対面し感激の一瞬、おもわず手を合わせる。これからは葉物が特別に美味い。
 春菊はまだ間引きが足りないらしくやや徒長気味、このまま丈が伸びると摘み取り収穫後、脇芽の伸びで背丈ばかり伸びて株が安定しない。なので一株々々に日が当たり風が抜けるよう、適度な間隔に間引きもかねて収穫する。ホウレンソウは畝全体がまばらな育ち具合なので、大きく育った所を重点的に収穫し、これも後から植えた株に日が当たるように注意して収穫する。量は少ないが、それだけに貴重な喜びだ。
 それにしてもよくぞここまで育ってくれたモノである。一時は全滅も頭をよぎるほど今年の虫害はひどかった。だが、それでも野菜は実るのだ。
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2012年10月25日

農園セット

F-note665.jpg いつも自転車の前カゴに入れてある農園セット、区画に着いて持ち上げたら取っ手の紐が、切れた。
 もう何年も前カゴに入れっぱなしなので、繊維が劣化したに違いない。紫外線パワー恐るべしである。このキャンバス地の取手、これがないのは存外不便である。元々工具を入れるバッグをホームセンターで見つけて流用したものであるが、枠を持って持ち上げて運ぶには内容物がいかにも多すぎる。かと言ってカゴに乗せっぱなしと言うのも、それはそれで不便な事この上ない。仕方ないのでいつものホームセンターに代替えを手に入れるために出かけてみた。
 早速、同じタイプの工具バッグを見つけ、よしこれだ! と思ったのだが、何と色は「赤」・・・これじゃあ農園のイメージにそぐわないではないか、今までのように生成り、もしくは緑色なんかがいい感じなんだが・・・。あれこれ似たようなタイプのものを手に取ってみた物の、いずれも帯に短したすきに長しである。仕様がないこれで我慢するか、考えてみると赤も悪くないな、今年還暦だし・・・(爆)
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2012年10月23日

薔薇は苦手?

F-note664.jpg ここのところ、菜園では取り立てて作業がない。仕込みは全て済ませ、あとはお天道様におまかせである。
 という訳で先日行なった神代植物園の撮影会から一枚、薔薇である。どうもこのお花は苦手意識が抜けない。小さな野草達と違い威風堂々、私こそが「花」よ、と胸を張られているようでどうも落ち着かないのである。ちょっと違った色味や不正確な形ではなにか申し訳ないような、そしてなによりその事で見下されている様な・・・要するに撮る前から気圧されているだけなのだ。で、いつもクロスアップで良いとこだけを切り取って誤摩化すのであるが、全てこの方法で通す訳にも行かず、悩みに悩んでも次の一枚が出てこない。困ったもんだ。
 ふと考えてみるに、これって超美人の前では借りて来た猫のようになる男の性、自分の事であるが、と似ているのかもしれない。これじゃ撮る前から勝負あった、である。悔し紛れに枯れ姿でも狙ってみるか? やれやれ、何処までも負け犬根性が抜けないヤツ、トホホ。
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2012年10月18日

アキノノゲシ

F-note663.jpg 秋の深まりと共に、武蔵野の保護樹林にもそれなりの花が咲き始める。季節は実にゆっくりだが確実に動いている。
 アキノノゲシというらしい。春に咲くノゲシに似て秋に咲くことからこのような名前になったようだが、そのまんま、というか捻りがないと言うか・・・別に捻る必要もないのだろうが、なんだかな〜の名前ではないか(笑) 秋の雑木林は春先ほど沢山の花が咲いている訳じゃないが、探せばそれなりに色々と見つけることが出来る。しかし、概して秋の花は地味な気がする。イネ科の花などいつ咲いたのかさえ分からないほど、ススキしかり、カゼクサも然りだ。そんな中で一際目立つ、といっても花自体は3〜4cmの大きさしかないのだが、身長は2m近くになるのですぐに目につくわけだ。
 風に揺れる長身のコイツをモノにするには一瞬の風止まりを狙うことになるが、その間、カメラを構えたままジッと我慢の子になる。そこにやってくるのだ、最後の勝負を仕掛けてくるヤブ蚊達が。誘引剤はたぶん昨日の純米酒、困ったもんだ。
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2012年10月15日

泣く泣く殺虫剤

F-note662.jpg 毎年何か一つや二つ、上手く行かないモノがあるが、今年は何だか凄い事になってきた。
 キャベツ、ブロッコリーはシンクイムシの被害を受け、全株植え替えと言う荒技で対処したが、同じような事が次々と起こっている。白菜は順調に芽吹き本葉まで出たにもかかわらず、ほぼ全滅で原因不明。ホウレンソウも芽吹きは順調にも関わらず次々と枯死、どうも根切り虫が原因のようだ。今日、確認した所、カブ、ダイコンもほぼ100%がシンクイムシの被害を受け、成長不良が目立っている。寒冷紗トンネルを使わなかったからだとも思ったが、他区画も同様の所を見ると今年は特別のようである。
 全体に病気と言うより虫の被害が甚大で、高温小雨の影響が大きいのは否めない。事ここに至っては、最後の決断をしなければならないようだ。殺虫剤の散布、春キャベツと秋キャベツの仕込みに年二回使っていただけだったが、本日たっぷりと散布してきた。使う時は躊躇せず確実に・・・。残念なのは間引き菜がしばらく食べられないこと、でも、冬場に白菜を買う事を考えればこれぐらい我慢しなきゃ・・・(泣)
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2012年10月11日

'12 仕込み完了

F-note661.jpg なんだかんだと色々あったが、今年の体験農園最終講義、今日無事に(?)修了した。
 講義は全行程を無事満了したのだが、作柄はと言えば、これはかなり微妙と言わざるを得ない。ここのところの気象の変化や、温暖化の影響、はたまた自分の慣れも関係あるかもしれないが、とにかく悪い物は農園全体で全て悪いのだから、やり方や指導ではなく今までと何かが違って来ている事には間違いがなさそうである。地域全体の気候の変化は、温暖化だけではなく都市化の具合などでも変わってくるものなのだから・・・。
 まっ、ともかく仕込みは完了した。あとはお天道様に任すしかない。どんな長い残暑もいつの間にかしっかり秋になってるし、帳尻は最後にきっと合うに違いない、たぶん(笑)
手前から、ニンジン、ネギ、ハクサイ、ホウレンソウ2、コマツナ、シュンギク、ホウレンソウ1、カブにレタス、オフクロ大根、青首ダイコン、ブロッコリー、キャベツ、ニラ・・・食べきれるかな?
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2012年10月06日

青椒肉絲

F-note660.jpg 秋作の仕込みも最後の葉モノを残してほぼ完了、夏の名残がこんなに完熟して、まだまだいけます。
 全滅寸前だったキャベツとブロッコリーもどうにか再生し、長い残暑の影響を受けつつ概ね順調である。ただ一つの想定外があるにはあるが、それはまた後ほど。で、来週は最後の播種に取りかかるのだが、残っているナスとピーマン、シシトウをそろそろ諦めなくてはならない。しかし、困ったことに今年はなぜかこの三品種が絶好調、農園の他区画も同様なので気候の影響かとおもわれるが、何がどう影響しているかは皆目・・・この辺がサンデーファーマーの限界かもしれない。とにかく、次のためにセッセと収穫を済ませてきたのが、これ。真っ赤な完熟ピーマンに、本家濃緑ピーマンである。収穫初期には株が弱るので完熟させることはないが、この時期はわざと完熟させることが多い。青臭い匂いがなくなり甘みが増す、個人的にはこっちの方が大好物である。二色のピーマンで今晩は青椒肉絲かな、合わせるお肉は家族で意見が割れるが料理人の特権で豚肉、文句あるか!
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2012年10月03日

MZD60mmF2.8マクロ

F-note659.jpg ついに、満を持してマイクロフォーサーズ用マクロレンズが発売された。60mmF2.8 防塵防滴、等倍まで撮影可。
 もともとマクロレンズには定評のあるOlympus、先行する4/3規格に50mmF2.0と言うマクロレンズがある。これはユーザーの間では「神レンズ」と呼ばれているうちの一本で、解像力はもちろん奇麗なグラデーションで繋がるボケ味も他の追従を許さない。それをふまえてμ4/3に投入するのであるから、生半可な性能では発売前から結果が見えてくることになる。
 今回、その貴重なレンズをお借りして作例見本を作ったのだが、これが困ったレンズなのだ。まず、解像度、ボケ味は申し分なく神レンズの系譜を継ぎ至って優秀である。それどころか等倍域での解像度は50mmマクロを越えるかもしれない。オートフォーカスの反応速度も申し分なく、新規採用のフォーカスリミッターで、いきなりとんでもない方へピントを送ることもない。F2.8という開放値も10mm長くなった焦点距離で補って余りある。では何処が困ったところなのか、それは誰でも簡単に高倍率のマクロ撮影が可能ということである。これはプロを標榜する者にとって由々しき問題、謹んで「プロ殺し」の名を送ろう。
「レンゲショウマ」MZD60mmF2.8マクロ 1/160 F5.0 M.F.
posted by 怪カメ at 14:47| Comment(0) | TrackBack(0) | カメラ・機材