2011年09月29日

播種一気!

F-note549.jpg 秋冬物の仕込みも佳境である。晴れ間を縫って遅れ気味の播種を一気に済ませた。土作りは済ませてある、後は淡々と種を落とし込むだけ・・。
 奥の5×12穴のビニールマルチにはカブとサニーレタス、こいつらはすでに終了。手前右三分の一がシュンギク、残りがホウレンソウだが種はまだ左下のお椀の中、緑のコーティングに包まれ収まっている。この種まきというのが実に辛気くさい。アブラナ科は仁丹粒のような直径1mmほど、多くは金属光沢のコーティングに覆われ鉛玉のようになっている。こいつを一粒一粒、数センチ間隔でポツリポツリとそれ用の溝に落とし込んで行くのだが、老人力の付いた目には難行苦行なのだ。なにも、きれいに等間隔じゃなくてもと最初は思ったが、あとあとこの等間隔が収穫に大きく響いてくる。なにしろ一直線に生えてる訳だから、サクサクと抜き取って行けばいい。手間いらずである。
 なにごとも楽するには、それなりの努力が必要ってことだな。この歳になって思い知るとは、いったい今までなにやってたんだ?
posted by 怪カメ at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園日記

2011年09月28日

食用ヘチマ

F-note548.jpg 園主さんが手塩に掛けた野菜を頂いた、ヘチマである。思わずヘチマですか、と言葉尻が上がったが、そういえば以前ポタケでも頂いたことがあるな〜。
 その時はいわゆるヘチマそのものの形だったが、今回はややずんぐり系。沖縄野菜に食用のヘチマ「ナーベラー」というものがあるらしいが、Webで検索したものとちょっと形が違うようだ。さて、どんな味やら、調理方法もはっきりしないまま、え〜いままよとキッチンに向かう。
 定番(?)豚肉との炒め物が無難そうだ。ピーラーで川を剥き半月形に切る。たぶん厚めの方が上手そうと、勝手に想像しこの形。そういえばゴーヤーも厚切りにして失敗したことあるな〜・・いやいや、直感は大事にしなきゃ。
 先に軽く塩を振りキノコと炒めておく。油を足してニンニク、豚バラを炒め、火が通ったところで中華鍋に戻す。チキンスープの素、塩、こしょう、最後に醤油を少々で出来上がり。
 ウ〜ン、悪くない。この微妙なヌルヌル感、なんだか栄養価が高そうで、ビールがすすむ。泡盛と合わせたいところだが、さすがにストックはないので麦焼酎にバトンタッチ、へへっ、厚切りが成功したようだ。
posted by 怪カメ at 18:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園日記

2011年09月24日

台風と寒冷紗

F-note547.jpg 何しろ凄い台風だったな〜。生まれ故郷の四国では,台風が来るたびにワクワクどきどき、ちょっと嬉しかったりしたもんだ。
 それがどうしたこの台風、マジ、災害という言葉が当てはまる。今まで経験した事のないような強風、ビルが揺れたような気がする。
こういう時に限って不思議に仕事が重なる。一泊で信州,普段なら勇んで出掛けるところだが,今回ちょっと畑の状況が気になる。なにしろ通過後二日ほどほったらかしになる計算だ。普段は暇なのに、なんてことだ。
 さて,楽しい信州撮影会であったが、帰りの電車に乗ったとたん畑の事で頭が一杯になった。取る物も取り敢えず駆けつけた我が区画、養生の寒冷紗は風にめくれているが青首もオフクロも順調に発芽、ほっと胸を撫で下ろす。めくれた寒冷紗は元に戻さず,今日新たに播種したカブやほうれん草に移行、なにしろ区画に三枚しか使えないのである。使い回しに少々タイミングを計らなければならない。そういえば、こういう時のために購入した虫除けサンサンネット、家を出てから忘れた事に気づく、こうして人生老けてゆくのか・・なんだかな〜。
posted by 怪カメ at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園日記

2011年09月19日

ニラの来客その2

110919a.jpg 台風の来る前にダイコンだけは撒いちまおうと、突貫工事のごとく畑作業をこなして来た。
 午前中は残暑厳しく,うんざりするほどの暑さと湿度だったが、とにかく土作りだけはどうにか済ませた。ここに、おふくろダイコン、カブ、サニーレタス、春菊,ホーレンソウなどを撒いてゆく。生育期間の永いダイコンは遅れるとまずいので,最優先で播種完了。
 次の緊急課題はキャベツ,ブロッコリーの害虫だ。なんだか今年は凄い事になっている。二三日前にはかけらも見えなかったハスモンヨトウにシンクイ虫、いかんこのままでは全滅になる。面倒だが殺虫剤のお世話になるか、え〜っと、キャベツ,ブロッコリー用は緑の噴霧器だな。
 本日の作業はここでエネルギー切れ、ぐったりと汗みどろの体をニラの花に来る蝶で癒す。たぶん,ツマグロヒョウモンかな、うまく止まってくれたところで,パチリ。
posted by 怪カメ at 19:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園日記

2011年09月15日

ハエ? アブ?

F-note545.jpg アブなのかハエなのか、見た目では分からない。口の辺りはあのハエが食品を舐め回す器官にそっくりだが、目玉や全体の印象はハエより清潔感(?)がある。
 色々調べてみたが、ハエやアブの仲間はものすごく種類が多く、専門家でも安易に答えを出すのは難しいらしい。以前、やはりニラの花にたかるキンバエもアップした事があるが、見る場所によってはあまり不潔に感じないのはなぜだろう。まっ、たかっているところが腐敗物じゃないから、単純にそう感じるだけかもしれない。ニラなら何でも殺菌作用で浄化してくれそうだから?
 こいつらもアップで見ると意外にカワイイ。ニラにはハナムグリやハチ、チョウチョなど、沢山の昆虫が集まってくるが、美しさは引けを取らない。毛だらけのハナムグリが花粉だらけになってる姿なんかより、よっぽど清潔感がある。気になるところは「舐め回す」という口の形状が、人的にちょっと・・というだけだ。本人的には「それがなにか?」という程度の問題に違いない。問われるべきは人の感性?
posted by 怪カメ at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園日記

2011年09月13日

残暑の日暮れ

F-note544.jpg 秋分の日も近づき、朝夕は涼しさも感じる今日この頃だ。しかし、である。残暑というには暑すぎる昼間の気温、そろそろどうにかならぬモノか。
 この秋作の準備が立て込む時期に、なんでこんなに忙しくなるんだ。春作と違い、1日の遅れが命取りになる秋冬物、焦る気持ちで少しづつ追いかけるが、この日の長さだけはどうしようもない。日々短くなる日照時間を身にしみて感じる。夕暮れの訪れが驚くほど早い。
 辺りが暗くなり始めると、作業を諦め園内を巡る。今年はニンジンのばらつきが激しく、我が区画のようにチョロチョロと申し訳程度の区画と、間引きの追いつかぬくらい茂っている区画が混在する。播種の時期が遅れた所が辛い結果になっているようだ、二週間はやっぱり長過ぎたか・・反省。
 ともあれ、生えているだけでも良しとしよう、この虎の子を消してしまわぬよう、充分な気配りをしなきゃ。たのむよ、残された者たちよ・・とか言いながら追肥忘れてた、何をか言わんや。
 
posted by 怪カメ at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園日記

2011年09月08日

なんの花?

F-note543.jpg さて、なんの花? どこかで見た事のある姿形をしている。そう、ピーマン、いやいやトウガラシ、はたまたシシトウ?・・まっ、どれも一緒だけど。
 カグラナンバンと言う、知る人ぞ知る新潟の伝統野菜らしい。園主さんの自家用菜園で見つけた赤いピーマン、花もちょっと形がいびつだなと思いながら写真に収めた。知らぬ事とはいえ怖いもの知らずである。触ると大変なことになったらしい。
 形は寸足らずのピーマンか太めのシシトウ? 完熟するとトウガラシのように真っ赤に熟れる。一番近い言い表し方は、ん〜、不格好なピーマンってところか。デコボコが大きく、縦横が同じくらい。見つけたのは完熟の赤色だったが、ピーマンのように緑のままでも食べられるということだ。ただし、この状態ではかなり辛い、そう、あのハバネロのように触ったその手が辛い。顔でも触ろうものなら、一日中日顔から火を噴く・・と聞いた。危ない所だったな〜。
 少し頂いて豚バラと炒める。カ〜ッ、このサッパリとした辛みが夏バテ気味の体に食欲を蘇らせてくれた。ウマイ!!
posted by 怪カメ at 19:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 農園日記

2011年09月07日

秋ジャガ

F-note542.jpg 例によって「やさい畑」発売である。体験農園では、ジャガイモは春先に種芋を植え夏前に収穫するよう指導されているが、今回の特集は「秋ジャガの収量アップ」・・こだわり菜園道楽というサブタイトルからも容易に想像出来るが、マニアック・・かな?
 さて、どうすれば収量アップに繋がるかは本誌を見てのお楽しみだが、そもそも秋じゃがというのはどんなものだろう・・・通常より遅めに植え付け、霜の降りる前に収穫期を迎えるような栽培方法らしい。夏を越える為に工夫が色々あるようだが、その辺りも記事内容に記されているので、あわせて見て頂きたい。
 ここはやっぱり市場を意識しての作り方のように思う。春の新ジャガが終わる頃、秋作の新ジャガが出回ることになるのだから、商品価値はそこそこイケル、という事か? マッ、家庭菜園では簡単に手間いらずで出来た方がラクチンだ。それでも年内はジャガイモには困らないから無理する事もないかな〜。あっ、やさい畑さん、ごめんなさい(笑)
posted by 怪カメ at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園日記

2011年09月06日

誘引の麻紐

F-note541.jpg いつまでもグズグズ居座り続けた台風12号、各地に大雨を降らせながらやっと通り抜けた。焦る気持ちを抑えながら農園に駆けつける。
 ニンジンは? ネギは? キャベツ、ブロッコリーは大丈夫か・・風の被害は思ったほどではなく、どうにかみんな耐えたようだ。おっと、ブロッコリーが一本根元から折られている。大至急、新しい苗と植え替える。日差しは強いが土に水分たっぷり、たぶん大丈夫に違いない。
 さて、今日の懸案はトマト、キュウリの支柱片付けだ。なぜか異常に太くなったトマトの幹、勢いはまだまだあるが、収穫は思ったほどでもなかったな〜、なぜか花の付きがイマイチだったのだ。いまだに原因不明、異常気象という事にしておこう、考えたってわかりゃしない。
この太い幹をハサミで適当に切り刻み、支柱からはがして行く。誘引の麻ヒモもいい具合に朽ち、プチプチと切れてくれる。ビニールひもを使わないのは土に還らないから、という園主さんのこだわり。なるほどな、こういうことか、最後に納得の一瞬だ。
posted by 怪カメ at 19:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園日記

2011年09月01日

台風12号

F-note540.jpg 来るのかこないのか、はっきりしろ! と叫びたくなる。のろのろと太平洋を彷徨いながら、依然大型の勢力を保っている12号、落ち着かないったらない。
 当初、二連台風の様相で、お互い影響しあい複雑な経路を辿ると見られていたが、11号はあっさりと中国上陸。残る12号も首都圏上陸と予想されたが、なにをモタモタ足踏みしているのか、いつまで経ってもやってこない。そのせいか湿度の高い雨含みの雲が引きも切らず、上空を通り続けている。不快指数もさることながら、畑の秋作準備が大幅に予定変更を余儀なくされる。とっとと片付け、スコップで土をひっくり返しておきたい所だが、水分を含みドロドロになった畑はどうも手に負いかねる。恨めしく空を見るばかりだ。
 植え付けたばかりのキャベツ、ブロッコリーの苗には良いお湿りだが、遅れ気味のニンジンの成長にはすこぶる良くない。あっちもこっちも都合よく、とはなかなかいかなものである。わかっちゃいるが・・・日差しが欲しいね〜。
posted by 怪カメ at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園日記