2011年08月25日

こぼれ種の元気

F-note539.jpg 昨日、区画に鋤き込んだトウモロコシの残滓、いい具合に朽ちてはいたが、違った展開も見せていた。新生トウモロコシだ。
 今年は一株一本を試しにやめてみた株もある。めざせ、1.5本なんて欲張ってみたのだが、そうそう上手くはいかないもので、中には実入りなどとはとても言えないものがあった。そいつをそのまま枯れさせておいたが、どうもそこから芽を吹いたようだ。生き生きと天を圧する程の伸び具合、蘇った日差しを全身に受けすくすくと育っている。このまま育てたいくらいの出来具合だが、週末にはキャベツ、ブロッコリーがここに植わる予定である。仕方がない、しっかり写真に撮って退場頂いた、残念。
 予期せぬこぼれ種から案外しっかりしたものが育つが、かといって放任では良いものは育ち難い。程よい手の掛け方、なんて器用な事は出来かねるとなれば、あとは目一杯世話焼くしかないよな〜、どう考えてもプロにはなれそうもない、当たり前か。
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2011年08月24日

帰って来ました!

F-note538.jpg いや〜、二週間も畑をほったらかしにしちゃいました。この時期は定例の逆参勤交代や、夏野菜と秋作の切り替え時という事もあり、どうしても足が遠のきます。
 しかし、なんと言っても一番のネックは「暑さ」・・これです。練馬は例によって都内一番の高温を記録する土地柄、今年は37.8°Cまで上昇したらしく、風邪なら寝付く程の高温です。地球は一体どうなってしまったのか、やれやれ。
 ともあれ、帰って来ました。雑草が茂り始め、キュウリ、茄子は枯死寸前。トマト、樹勢は良いものの、花はすでに付いてないようです。ニンジンの発芽がイマイチ揃っていません。ここのところの強い雨にたたかれ、状況はあまり良くないようです。さて、本日の作業は、トウモロコシの残滓がいい具合に朽ちているので、鋤き込んで週末のキャベツ、ブロッコリーの準備でも始めるとしましょう。
 久しぶりに筋肉がうめく程の作業をこなしました。土にしみ込む汗に自己満足の充足、見上げる空は、すでに秋の気配?
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2011年08月11日

新ジャガの裏に

F-note537.jpg やっと今年のジャガイモを掘り上げた。次期遅れではあったが、きれいな肌つやは新ジャガそのものであった。
 ひと月あまり、やきもきしながタイミングを計ったジャガイモの掘り上げ、やっと済ませて裏ベランダ畑に貯蔵すべく保存先の確認に向かった。なんと、直径二センチあまりのミニジャガが藁で編んだ袋のそこに残っていた。そればかりか、時期を合わせて芽を延ばしている。、バリ島のお土産用藁の手提げ、なかなかしっかりとした作りで、毎年のジャガイモ保存に使用中である。その編み目を突き破り二センチのジャガイモは芽を伸ばしていた。
 シワシワの種芋(元食用;)は見るべくもない姿だが、伸びた新芽は太く立派な姿をしている。忘れ去られた無念をここぞと延ばしているようだ。食べてやれなくてごめん、そんな謙虚な気持ちになってしまった、不覚。残念であるが世代交代である、ことしのきれいな肌つやのジャガイモたちは、日光消毒をされたお土産袋にすっかり収まった。年内はこれで食いっパグレはない。
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2011年08月09日

純ネリマダイコンへ

F-note536.jpg 練馬区、地元有志農家によるネリマダイコンの保存事業の一環で、純粋種に近づけるための種作り現場にお邪魔した。
 昨年栽培されたネリマダイコンから形質の優れたものを選りすぐり、その後トウダチさせ種を作らせる。その優秀な遺伝形質をもつ種だけを次世代に繋ぐ為、何年にもわたり繰り返された採種だ。いままで細々と受け継がれて来た純粋化の事業を、近年行政も支援に乗り出し、本格化する為の大切な、まさに「種」になるはずである。
 とはいえ、現場はいたって家内制手工業の域を出ていない。トウダチし、枯れ果てた莢入りの種達、こいつを枯れ枝から手でちぎり、まとめてから袋にいれ,空瓶でたたく。なんというか、日本に冠たるネリマダイコンも、意外な程危うい状況だったのが推し量れる。しかし、今年から新しく造種の為のハウスも完成し、一気に収量を増やす手はずになっている。この「種」がその源になるのだ。
Photo:風で莢のからを飛ばし,種だけを選り分ける。
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2011年08月06日

雑草図鑑No.10

F-note535.jpg ここのところ本格畑作業の伸びがない。なんだかお花中心に話を濁しているようだが、そうじゃない。畑の雑草シリーズ復活だ。
 どうもよくわからないが「トキワハゼ」じゃないかと思う。全長数ミリ、小さな薄紫色の花が地面の低い所にまとまって咲く。高い所から見るとドってことない感じだが、グッと近寄り目をこらすと、これがなかなか可憐で趣がある。ガラにもなく「カワイイ〜」なんて口に出しそうになるが、ここはグッと飲み込む。軟弱中年とは一線を画すぞ、という矜持のつもりであるが、いっそ言ってしまった方が楽かな、なんて考える事も・・。
 閑話休題、年中そこら辺に咲いているが、元気なのはこの季節。色やかたちも大きくはっきりと美しい。それでもきれいな個体は、やっぱり朝一にしかお目にかかれない。そうでなきゃ本当に良いヤツなんですが・・。除草剤で駆除されないうちに、どうにかファイリング完了。
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2011年08月04日

カラスウリ

F-note534.jpg ついにゲットだ、カラスウリの花。夜にしか咲かない変わり種、あこがれの君に満を持して逢って来た。
 そろそろ咲く時期と分かっていたが、どうも辺りが暗くなると黄金色の飲み物の誘惑に負けてしまう。え〜い、明日だ、と何度思った事だろう。これじゃ拉致があかんと一念発起、チャッチャと主夫業を済ませ、蚊取り線香の準備怠りなく夜の農園に向かった。
 なんと,思ったより沢山のカラスウリが、あちこちに妖しい花弁を広げている。昼間のロケハンでは高い位置ばかりに目がいったが、存外低い位置にも咲いていた。これはありがたい、早速新兵器OLYMPUS E-P3を三脚に据え、あこがれの君の品定めだ。夜行性の昆虫達に見つけられ、すっかり食い散らかされた個体も散見出来る。その中で、茂った葉の中に埋もれ気味の完全体を発見、これこれ、そっとカメラを向け、これも今年の新兵器LEDライトを灯す。昼間はそう感じないが、真っ暗の中では無駄に明るい感じだ。最弱に絞りあちこち試行錯誤のあとゆっくりシャッターを押し込む。感激の一瞬、へへっ、カラスウリの花です。
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2011年08月03日

ネギ定植

F-note533.jpg 例年、七月に済ませていたはずのネギ苗植え替え、昨日、雨を縫ってどうにか追いついた。
 ネギとニンジンは、猛暑に乾涸びながらやるもんだと諦めていたが、湿度はあるものの程よい気温の中、苗抜き、土作り、穴掘り、植え替え、施肥と一気呵成にやっつけた。おかげで今朝から大臀筋、大腿四頭筋に後遺症だ、情けない。 
 自分でネギ苗を作りはじめて三回目、今年の苗はすこぶる出来がいい。農園全体でも同じような傾向だが、そこはそれ、いつもの事だが全滅の区画もチラホラとある。これはなにも上手下手の問題じゃなく、ひとえにタイミングが大きなネックになっている。今年はネギの播種の日、大風が吹いた。それでとんでもない所から芽を吹いた区画が沢山ある。これに関していえば我が区画、作業が遅れにおくれたのが幸いしたようだ。何事もタイミングは大切である。残り苗は例によって供出、苗数は今年も六十本を植え付けた。
本日の教訓・・果報は寝て待て、なんてね。
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2011年08月01日

ゴボウの花・再

F-note532.jpg ゴボウの花が咲いた、例によって園主さんのご好意である。マンション暮らしにはなかなか出来ない相談だ。
 ゴボウの花なんて普段は絶対に拝む事はない。だって食べちゃうんだもの、残る訳がない。そこを面白がって収穫せず、残して頂く様になったのはいつ頃からだろう。多分、園主さんもその美しさに驚いたからに違いないが、毎年のように「咲いたよ」と一声掛けてくれる。ありがたい事だ。
 今年の花は少し小さく感じる、しかし数は多い。まっ、これも自然の摂理と思い何となく納得したが、理由は不明。大振りな方が撮り良いなと思う反面、チャンスは多くある方がイイかも。それに今年は新兵器のテストも兼ね、幾度か撮ってみようと思っているだけに、永く咲いててくれた方がありがたいのだ。
 OLYMPUS E-P3、背面液晶のタッチパネルでフォーカスポイントをシベの位置に決定後、パチリ、良い感触!
posted by 怪カメ at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 農園日記